今回の旅行は出発前から嫌な予感がしていました。
旅行を申し込んだ時点で、飛行機の確保は出来ていたはずだったのに、出発4日前になって、いきなり旅行会社から「実は、帰りのホーチミン発バンコク行きの飛行機が確保できていないんです」と電話がありました。 今から思えば、ここからが今回の旅行の抗議の始まりだったんです。 |
2001.5.28 |
お店を21時に閉店し、急いで自宅に帰り、空っぽのスーツケースを片手に、憂鬱な気分で関西国際空港に向かった。 29日TG627便午前1時25分発バンコク行き 夜中の出発にもかかわらず、結構旅行者がいる事に驚いた。 出張であろうサラリーマンを始め、年配のご夫婦、バカンスを楽しむOL、バックパッカー。 私は何だろう。 食べる事だけを楽しみにしている、あやしい買い付け行商人かな。 いろんな人の様子を眺めつつ、さあチェックイン。 空っぽのはずのスーツケースなのに、もうすでに17キロもある。 貧乏行商人なのでエコノミークラス。 手荷物は20キロまでという決まり。 それ以上は超過料金を取られる、1キロにつき11ドル。 1キロ超過ごとに11ドルも取られちゃたまらないと思い、帰りの荷物の事を考え、私はボストンバックとビニール袋を山のように詰め込んでいた。 きっとその分の重さで17キロにもなっているんだろうな。 日本からわざわざボストンバッグ持って行かなくても、現地で調達すればいいのに、律儀に使い慣れたボストンバッグを持って行くからだ。 内心、今で17キロもあれば、帰りはぜったい超過料金だなと、またまた頭を悩ます種をまいてくれた。 とりあえず機内ではゆっくり寝たいと思ったので、脚が延ばせるモニター前の席をGET。 しかし、乗ってから、モニター前なんかやめときゃよかったと後悔する羽目に。 無事離陸し楽しみの機内食。 しかし配られるのは巻寿司2個のみ。 何で?楽しみにしていた機内食なのに、ワインもうありませんって言われるぐらい飲んでやろうと思っていたのに。 その為にワイン何日も飲んでなかったんだよ、私の唯一の楽しみを奪って。 本当にこれは国際線かい?と不満いっぱいだったけど、夜中出発だから仕方ないんだろうな。 朝食は豪華な事を祈りながら眠りに入った。 でも、寝れない。 私の前をスチュワーデス、乗客、通る通る。 あんたら遠慮って言うもんがないのかい、私は寝たいんだよ。 私の横の席が空席だった為、そのブランケットをこっそり取りに来る人がいる。 大金の入ったバッグがどこかにいっちゃうんじゃないかと、落ち着いて寝る事が出来ないじゃない。 寝不足は体に悪いんだよ、それでなくても神経ピリピリしてるのに。 とりあえず胃薬、胃薬。 この胃薬、帰国するまでに何回お世話になるんだろう。あー不安だ。 しばらくすると豪華朝食が出たが、朝の4時に朝食が食べられるほど胃が元気じゃない。 しかし、今度いつ食べ物にありつけるかもわからない、眠っている胃を叩き起こし、フルーツとヨーグルトだけを無理やり放りこんだ。 |